2009年にIEEE Milestoneに認定された刈谷市の「依佐美送信所」の見学会を2017年10月6日にIEEE LMAG-Tokyoが実施し,西原教授も参加しました。17.422 kHzの送信機は,巨大な発電機を1360 rpmで回して5.814 kHzを発生させ,それを3逓倍します。まず商用電源で誘導電動機を回し,それで直流発電機を回し,その直流で主直流電動機を回し,それが高周波発電機に直結されています。主直流機励磁用の電動発電機もあります。途中の直流を使ってフィードバックし,周波数を安定化しています。巨大なコイル群やコンデンサなど厚感です。250m高の8本の鉄塔を用いてアンテナシステムを構成していたそうですが,今は1本のみが25mに切られて残っています。これでヨーロッパや海中の潜水艦等と通信したそうです。1929年3月竣工,同4月送信業務開始。

at the entrance of the Yosami Radio Transmission Station Memorial Musium

Inside of Yosami Radio Transmission Station Memorial Museum

Yosami Tower